こんにちは。
気がつけばもう、10月も半ばなんですねえ。いきなり涼しくなったと思ったら、連日の雨。秋雨というより新手の雨季じゃないかと思うくらい、毎日雨。季節の変わり目を感じるより、日本の四季ってこんなんだっけと首を傾げたくなります。秋ってさ、天高く馬が肥えたり、虫の音に風情を感じたり、祭囃子が聞こえたりさ、もうちょっと爽やかなものじゃなかったかしらん。

では、新刊の紹介をば。
10月11日に、光文社から『おもいで影法師』が発売されました。『ぬり壁のむすめ』の続編3巻目です。
今回はモノにまつわる物語が3編。相変わらず主人公のるいがいろいろと巻き込まれて、ぬりかべのお父つぁんと一緒に活躍(?)しております。冬吾とナツも健在です。
元気な女の子は、やはり書いていて楽しいですね。特にるいは、悩むより先に動き出すので、展開が早い早い。
江戸物を書くにあたって、参考にしたのは落語の世界観です。軽妙洒脱においてとても及ぶものではありませんが、あの独特のリズムや間を目指して書いていければ……とまあ、偉そうなことを言っていますが、志は自由ということで(笑)。ナンチャッテ江戸にだけはしたくないので、頑張ります。

それと、PHP文芸文庫から出る『あやかし <妖怪>時代小説傑作選』というアンソロジーに、『のっぺら』の第一話が収録されることになりました。ありがたや。こちらは年内に発売のはずなので、よろしかったら手にとっていただければと思います。私以外に、作品が収録されている方々の面子がすごいです(笑)。

近況としましては、次に戦国時代物を書くことになっていまして。またも資料に埋もれているところです。ひー。
『直虎』やってるし、『関ケ原』公開されてるし、いやそれ以前に戦国はファンが多いから、その時代にさほど知識のない私にとってはかなり無謀な挑戦でありますが。しかもこっちは落語というわけにいかないから、文体も変えないと。うわあ。
そろそろがっつりファンタジーも書きたいのですが、どうも機会に恵まれず。いっそ書いてから、どこかに持ち込むしかないかしらん。

新作については、いずれ詳細をお伝えすることができると思います。某社の新レーベルということで、私も詳しいことがまだわからないもので。

私事では、相変わらずぼちぼち、ゆっくりと。母を見守りつつ、日常を修復しております。心配をしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。
この先も頑張らない程度に、頑張る所存。

それでは、また。