お久しぶりです。うわあぁ、気がつけば前回の報告から1年以上が経っております。新刊案内の時にしか出てこない無精者で、すみません。
つまりそれくらい、本が出てなかったってことですね。
ゲストブックに書き込んでくださった皆様、ありがとうございます。励ましのお言葉が、嬉しいやら申し訳ないやら。これからはもう少しマメに近況を報告するよう、心がけます。
いつも思うのは、「待っています」と言ってくださる方がいるということが、どれほど幸せかということです。だからと言って、お待たせしていいわけはもちろんないですけれども。
ともかくも、やっと新刊が出る運びとなりました。
またまた「なんじゃこりゃ」なタイトルですが。件(くだん)という化け物が絡む物語です。で、今回は16歳の桐子が女学校へ行くという、かなり無謀な話です(笑)。この設定だけでプロット段階から話は二転三転、作者は七転八倒しておりました。アホかい。
無謀といえば、タイトルに(上)がついているところでお気づきの方もいらっしゃると思いますが。この後、(中)と(下)が出ます。おそろしいことに、中巻が4月に出る予定。
そう、まさかの2ヶ月連続刊行。どうした霜島。しかも下巻はまだ書いている途中、というよりまだ冒頭部分しか終わっていないぞ! 何だこの、よくわからん発刊スケジュールは!?
最初は4・6・8月で出るはずだったのが、急に3・5・7月になり、気が付くとなぜか3・4・7月(よ、予定ですから。この下巻は。あくまで)発売ということになったという……。大人の事情か? そうなのか?
そういうわけで、去年は4月くらいまでゲーム関係でバタバタして、その後今回の物語のプロットに四苦八苦して、さらに編集部から「何が何でも連続刊行!」と言われて原稿を書き溜めていた1年でした。
連続刊行じゃないと私が仕事をしないと思っているな、ヤツ(担当氏)め。その通りだよ。
 
ただ、ここでの報告を今まで怠ってしまった理由のひとつに、やはりあの震災がありました。
それについては上巻のあとがきにも書きましたので、ぐだぐだと書くことはやめます。ひとつだけ言えるのは、『帝都万葉』で書いた関東大震災の話、瓦礫を埋め立てに使って呪に利用したというあの内容が、自分の中でどうしてもひっかかってしまったということでした。慟哭だの悲嘆だのという言葉を使って、何をわかったふうに簡単に、話のネタにしてしまったのか。
ここに何か書き込めばそのことに触れなければならず、触れる勇気がありませんでした。
今も被災地で大変なご苦労をなさっている方々がいるというのに、被害を受けていない場所にいる私がこれまた何を言っているんだという話ではあるのですが。
予定として、桐子の物語は今回の上中下の3冊で区切りをつけようと思っています。
桐子の話も書いていてもちろん楽しいのですが、メインを彼女にすると、どうしても弓生と聖が脇役っぽくなってしまうのが悩みどころなわけで。
時々、「あれ、封殺鬼って鬼の話じゃなかったっけ?」と自分で思ったりもするものですから(笑)。
それにしても、何とかもう少し、書くスピードがあがらんものか……(遠い目)。